過敏性腸症候群(IBS)の症状
過敏性腸症候群には、さまざまな症状がありますが大きく分けると下記の3タイプに分けることができます。
下痢型
神経性下痢ともいわれ、ちょっとしたストレスや神経を使う出来事があると下痢になります。電車の中、授業中などトイレになかなかいけない状況下や食事の後などにお腹が痛くなるなどの症状が多いです。軟便や水様便になります。下痢型の過敏性腸症候群は比較的男性に多いといわれています。
便秘型
何日も排便が無く、排便前に腹部が苦しくなります。また実際に排便をすると、ウサギの糞のようなコロコロとした便が出るのが特徴です。便秘型の過敏性腸症候群は比較的女性に多いといわれています。
不安定型
下痢型と便秘型の症状を繰り返します。
便通の異常以外にも、食欲不振や腹部の膨満感,悪心,おならなどを伴う場合もあります。『過敏性腸症候群』そのものに重大な危険性があるわけではありませんが、過敏性腸症候群の発症の不安から、動悸,発汗,食欲不振,鬱,不眠などを引き起こすことがあります。それらによってさらに過敏性腸症候群の症状を悪化させてしまう場合があります。